生涯英語 〜ラーナーズサロン運営者のブログ〜

英語学習のコツや英会話に関すること、アメリカ文化について紹介していきます。

最近のニュース①〜起こったことを簡単な英語で説明しよう〜

アベノマスク

英会話で日本独自の事柄について話すときは、無理やり1つの言葉にしようとするのではなく、ちゃんと文で説明するほうがいいこともあります。以下のツイート(アベノマスクを自治体に返却する人が相次いでいる)では簡単に、政府からもらったマスクという風に訳しています。これが必要最低限の説明でしょう。英会話でアベノマスクについて知らない人にこのことについて話すときは、

The Japanese government is giving people free masks. Each family gets two masks through mail, but many people think they are too small. So, they are giving them back to the (local) government.

と言うといいかと思います。

学校の再開

コロナの影響でアメリカの学校も軒並み休校となっていましたが、再開の動きが出てきています。英会話でこれを表現するのに、難しい単語は要りません。もちろんrestartやresumeなどを使っても通じます。長い休みの後の新学期の開始について話す場合、日本では、学校が始まる、という言い方をすると思いますが、英語ではkids are going back to schoolという風に言うことができます。学校ではなくそこに通う生徒が主語である感じですね。

以下のツイートでは、コロナが不安で、学校に通わせたくない親たちが多くいるというアメリカの記事を紹介しています。sendを使うとなんだか物を扱っているみたいですが、英語ではよくあります。学校に送り返す、つまり、生活の拠点というか、一日の大部分を過ごす場所が、これまでは家だったが、また学校になるという感じですね。難しければ、Parents don't want to let their kids go to school.でも十分通じます。

他の学生と話せないことからの孤独

授業がオンラインに移行した大学生が、他の学生との交流ができず孤独を感じている、ということを英語で表現するには、

College students who are taking classes online are feeling lonely because they cannot talk to their classmates in person.

で通じますね。以下のツイートでは、名詞lonelinessを使って、「〜から来る孤独さ」という風に表現しています。これはどちらかというと書き言葉的な表現ですし、上の例文の方が言いやすいという方も多いと思います。でも、ここでのfromの用法は知っておくと得かもしれません。これは、原因を説明するときに使うfromです。

例えば、歩きすぎて疲れた。という時、もちろん上のようにbecauseを使って、I'm exhausted because I walked too muchでもいいわけですが、

I'm exhausted from walking too much.

と言うこともできるわけです。痛みや疲れ、その他ネガティブなことの原因についてfromを使うことはよくありますので、覚えておくといいかもしれません。

テーマパーク建設に対する反対

横浜市に大型テーマパークができるかもしれないという記事ですね。英会話で賛成する、反対するというとパッと思い浮かぶのはagree, disagreeだという方も多いと思いますが、シンプルに、I like that idea. I don't like that idea. と言うこともできます。英語でlikeはかなり便利な言葉で、日本語で「好き」と言わないような場面でもよく使いますね。例えば何かを食べて美味しい!と言う時、もちろんIt's good! It's delicious! でも良いですが、I like it! とも言うことができます。色々な表現を覚えておけば、英語を話すこともより楽しくなりますね。

模造拳銃

英会話で模造拳銃とは何と言えばいいでしょうか?例えば銃社会アメリカでは、銃は国民であれば誰でも持つことができて、模造の銃そのものの存在意義があまりありません。本物じゃない銃ということであれば、a toy gunと言われることが多いでしょう。レプリカ(replica)と言うと、日本では模造という意味しかないですが、アメリカの銃のreplicaは、有名な銃をコピーというか、模造して作った「本物の銃」を意味することも多いので、この以下の記事で言うような模造拳銃の訳に常に完璧に当てはまるとは言えないと思います。以下のツイートでは、よりシンプルにfake gunsと表現しています。

模造との関連で言うと、日本には食品サンプルの文化がありますが、食品サンプルを英語で言うとき、sampleと言うと本当に食べられる、試供品だと思われることもあると思います。fake foodと言えばいいですね。例えば、外国人がレストランの入り口で食品サンプルを見て、これは何だい?と言ったときには、

It's fake food. It's plastic.

と言えば簡単です。へえ、これは作り物なのか、すごいな!と感心することでしょう。

示談で解決

英語で示談を何という?と聞かれても、うーん…となる人は多いですね。もちろん辞書で調べれば、out of courtという言葉が出てきて、ああこれを使えばいいのかと分かります。裁判所の外で解決をするということですね。しかし、この言い方を忘れてしまったときは、英会話でどう表現すればいいでしょうか?

示談とはつまり、多くの場合、訴えを取り下げてもらう代わりに、お金を払って問題を解決することですよね。訴えることは英語でsueと言うので、英語で、ある男性が女性を訴えたが、示談で解決した。と英語で言いたいときには、

A man sued a woman but she paid money to him, so there was no trials. 

と言えば良いですね。

英語でパッと単語が出てこないときには、とりあえず説明を試みましょう。すると、相手が英語ネイティブであれば、ああ、つまりそれはout of courtだね。という風に、教えてくれることもあると思います。